ウールとシルクのペルシャ絨毯の違いは?

ペルシャ絨毯には大きく分けて、ウールとシルクがあります。

ウールとシルクの絨毯の特徴を簡単に説明したいと思います。


ウールのペルシャ絨毯

ウールのペルシャ絨毯は丈夫で、通気性・保温性の両方に優れているという特徴をもちます。

ウールのペルシャ絨毯とは絨毯の表面に出ている結び糸がウールであることを指します。

そのため、絨毯の縦糸は綿・ウール・シルクの3つのパターンに分けられます。


例えば、細かい結びのタブリーズやイスファハンでは縦糸にシルクを使用しています。

その理由としては、細いシルク糸にウール糸を結ぶことによって、ウールであってもより細かく表現力豊かなペルシャ絨毯を製作することができるといった点があります。


シルクのペルシャ絨毯

シルクのペルシャ絨毯は細やかで洗礼されており、手触りが滑らかな点が最大の特徴と言えます。またシルク糸がウール糸よりも光の反射の影響を多く受けるため、見る角度によって明るくなったり、濃くなったりと、様々な顔を見せてくれるのも面白さの1つである。

ウールと比べると多少強度は劣るものの、特に日本の様に靴を脱いで生活する文化圏の国々では様々な用途で長く楽しむことができます。


メインの結びはウールのペルシャ絨毯にも一部シルクを結びに入れることで、シルク部分が光の影響を受け立体的に見えるといった表現を施した絨毯もあります。


まとめ

ウールのペルシャ絨毯はシルクのペルシャ絨毯よりも強度の面で勝るが、それぞれ異なる特徴をもちます。

シルク糸はより細いため、一般的にはウールよりも細かく表現力の細かい絨毯を織ることができます。そのため結びも細かく、出来上がりに時間がかかるなどの要因で基本的にウールよりも金額的に高い物が多いです。


しかし、ウールのペルシャ絨毯には縦糸にシルクを使用してシルクと同等以上の細かい絨毯に仕上げた物や、有名工房が製作した物、歴史的に価値のある物など、様々な付加価値によってシルクよりも高額なウールのペルシャ絨毯が多数存在します。それもまたペルシャ絨毯の奥深さの1つと言えます。

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